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<title>Amaneku*Sakura</title>
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<description>BLスキデスカ？BL（ボーイズラブ）という言葉に耳慣れない方はご注意下さい。</description>
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<title>【後日談】特別な色11</title>
<description> 「うん、あったかいね」「そうだね、郁。でもなんで勃ってるの？」　かすかな触れ合いに、郁のほうが先に中心部が兆してきた。　二階堂がそれにすぐさま気づいて抱きしめていた腕を離し、悪戯に股間をゆるく揉みしだく。「だって。貴文さんが密着してくるから、その、あの……」「やらしいな、郁」　郁は頭をかすかに振って、股間にあてられた二階堂の手をはね退けると、俯いて無言になってしまう。「……」「これじゃ、ドキドキして眠
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<![CDATA[ 「うん、あったかいね」<br />「そうだね、郁。でもなんで勃ってるの？」<br /><br /><br />　かすかな触れ合いに、郁のほうが先に中心部が兆してきた。<br />　二階堂がそれにすぐさま気づいて抱きしめていた腕を離し、悪戯に股間をゆるく揉みしだく。<br /><br /><br />「だって。貴文さんが密着してくるから、その、あの……」<br />「やらしいな、郁」<br />　郁は頭をかすかに振って、股間にあてられた二階堂の手をはね退けると、俯いて無言になってしまう。<br /><br /><br />「……」<br />「これじゃ、ドキドキして眠れないね。背中合わせで寝てみるとか？」<br /><br /><br />「……うん」<br />「ああ、もうなんかさ。郁とこんな感じで付き合いとはじめられたらよかったよね。なかなか実際はうまくいかないもんだな」<br /><br /><br />「貴文さん、でもね。俺は振り出しに戻ったみたいに、もどかしくてじれったくて、なんかいいと思う」<br />　郁が顔を上げて二階堂を真摯に見つめる。<br /><br /><br />　そうしてニッと笑い、二人とも中心部に熱をもちつつ背中合わせになってみた。<br />　でも目を瞑ってみたが、なかなかお互いにドキドキして寝付けないでいるようだ。<br /><br /><br />「……ねえ、あのさ。貴文さん。起きてる？」<br />「ああ」<br />　二階堂が低く返事をすると、背中から郁の手がにょっと出てきて、指先が二階堂の腕をなぞってくる。<br /><br /><br />「何してんの？　郁」<br />「て、手を握ってくれない？　片手だけでいいから。……俺、手足が冷たくなりやすいんだ」<br /><br /><br />　郁の左手が二階堂の左手を探り当てると、郁は二階堂の手をすぐさまぎゅっと握りこんだ。二階堂が強く郁の手を握り返してくる。お互いに手を握り合ったら、だんだんと高鳴っていく心臓の音に気付いた。でも今大人げなくドキドキして恥ずかしいというより、嬉しさだけが何故かこみあげた。しばらく黙ったまま、背中合わせで片手でだけ手を握っていた。<br /><br /><br />　数十分して隣からすうすうと寝息が聞こえてきた。二階堂はしばらく同じ姿勢で手を握っていたが、なかなか寝付けずに思い切って握った手をほどいてみた。<br /><br /><br />　しかも郁が目を覚まさないようにおそるおそる身体の向きをかえて、郁の背中をそっと抱き込き、郁の手を探って両手で握りしめる。<br />　次第に郁の手が暖かくなっていき、二階堂は安心したように深い眠りに落ちていった。<br /><br /><br />*　*　*<br /><br /><br />　朝方、ベットのきしむ音と、カーテンを開ける耳障りな音で目を覚ました。<br />　二階堂がもぞもぞと体を動かすと、郁がそれに気づいてベットの上に乗りあがり、いつの間にか服を着た郁が自分の腹に馬乗りになってニヤニヤとしていた。<br /><br /><br />　二階堂はそれに目をぱちくりさせ、それから大きな欠伸をひとつした。<br /><br /><br />「今何時？」<br />「うん、七時まわったところ。早く出かけなきゃいけないんだ」<br />「そう、何時に出発？」<br /><br /><br />「もうすぐ出かける」<br />　郁の顔がいきなり近づいて、唇が二階堂の頬に触れた。<br />　やわらかい唇が数回、頬に押しつけられすぐさま気配が離れていく。<br /><br /><br />「ごめん、時間がないから出かけるね。今晩、あっちについたらメールするし電話もするよ」<br />　二階堂が起き上がるころには、郁はベットから降りて出かける準備をしていた。<br />　そうしてコートを手に持ってから携帯電話を持つ手を肩の上に振り上げて微笑んだ。<br /><br /><br />　携帯電話のストラップにはストロベリーミルクの飴玉のような色合いのピンク色の勾玉が皮紐で括られ、ゆらゆらと揺れている。ピンク色の蜻蛉玉とニットの色が意識しているのかいないのか、お揃いなのがこれほど実年齢にふさわしくないのに憎いくらい可愛らしかった。<br /><br /><br />　淡いピンク色のニットを着た郁が手を振り上げ、くったくのない笑顔を浮かべていたことが、服の優しい色合いに包まれてよりいっそう印象的だった。あれから二度寝してしても、郁の姿を頭の中の残像で鮮明に映し出せることが自分にはただ嬉しく、まるで初めて恋をした懐かしい日のことを思い出すように心震えた。<br /><br /><br />　それから郁に次に会える日が待ち遠しくてたまらない二階堂なのだった。<br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br />こんばんは♪<br />一か月ぶりの更新です。<br />お休みのあいだ、拍手＆コメントいただきありがとうございます。<br />そして更新遅くなってしまってすみません（涙）<br />しかも、まだこんな暑苦しいシーンを書いているノロマな私を許して。<br /><br />これでピンクの色のお話は終わります。<br />さっきまで「特別な色」の最初のシーンを読み直していましたが<br />勾玉の色は、赤、黄、オレンジ、青、緑、ピンクで<br />すべての色の話までかんがえてなくて、残りあと1色かなぁという感じです。<br />ではではあともうちょっと、季節はずれ満載ですが彼らの日常を書かせていただきます。<br />次の更新までしばらくお待ちくださいませ(ぺこり)<br /><br /><br />拍手コメントありがとうございます♪<br />コメント欄、反転してお読み下さいませ！ ]]>
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<dc:subject>人形義眼～【後日談】</dc:subject>
<dc:date>2009-07-19T19:10:56+09:00</dc:date>
<dc:creator>草薙 周</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>【後日談】特別な色10</title>
<description> 　ドアが開け放たれた寝室までたどり着くと、サイドテーブルに置かれたランプの明かりが鈍い光を放っている。ベットの上には、郁が掛け布団を頭からかぶり寝っ転がって、こちらが声をかけてもうんともすんとも云わない。たぶんふて寝状態なんだろう。　ベットの配置は、部屋に対してずいぶん大きめのベットを購入してしまったために、片側だけ壁につけている状態だった。　だから今、郁はベットの上で壁にくっつくように横たわって
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<![CDATA[ 　ドアが開け放たれた寝室までたどり着くと、サイドテーブルに置かれたランプの明かりが鈍い光を放っている。ベットの上には、郁が掛け布団を頭からかぶり寝っ転がって、こちらが声をかけてもうんともすんとも云わない。たぶんふて寝状態なんだろう。<br /><br /><br />　ベットの配置は、部屋に対してずいぶん大きめのベットを購入してしまったために、片側だけ壁につけている状態だった。<br /><br /><br />　だから今、郁はベットの上で壁にくっつくように横たわっている。<br />　二階堂はバスローブのままベットに乗りあがると、郁のかぶっている掛け布団をちらりとめくって「ごめん」と小さく呟いた。でもそれをさらに無視するように郁は、めくられた布団を手でつかみ、押し黙って再度頭まで布団をかぶってしまう。<br /><br /><br />「だからごめん」<br />「もう、いいよ」<br />「怒ってる？　郁」<br />「そりゃ、怒ってる。……意地悪するから」<br />「だって、それは仕方ないよ、……郁がかわいい、か」<br />　そう云いかけるのを遮るように、郁がいきなり布団から頭を出して振り返った。<br /><br /><br />「今日は、しないよ」<br />「は？」<br />「だからセックス」<br />　郁が口を尖らせて、声高に云う。<br /><br /><br />　郁の口先が、あまりに鳥のくちばしのように尖っているのがおかしくて、二階堂は声を殺して笑ってしまった。<br /><br /><br />「な、何笑ってんだっ」<br />「鳥のくちばしみたいだ。郁って、怒ると口先がね、餌を啄ばむ鳥みたいなんだ。今までだれかにそう云われなかった？」<br /><br /><br />「そんなこと云われてないっ。な、なんだよ。と、鳥ってさ」<br />「ううん、ごめん。ほんとにごめん」<br />　つっこみどころ満載の所作に二階堂は郁から顔をそむけてニヤニヤしつつ、ごめんとひたすら謝る。<br /><br /><br />「今日はセックスしないよ、絶対に！」<br />　でも郁のとがった唇に二階堂は口付けたいと思いつつ、「セックスしない」と断言する郁に、余裕のある声で「なんで？」と問うた。<br /><br /><br />「だから、こんな……子供みたいなチンコ、……恥ずかしいって。しばらく毛が、は、生えるまで恥ずかしいからっ、そういうのは嫌なんだってばっ」<br />　二階堂はまたその言葉としどろもどろな状況に噴き出して、傍らで腹を抱えて笑う。<br /><br /><br />「ははっ……そ、それ、かわいいよ。郁。もっと云ってみて」<br />　二階堂はいきなり郁の唇を舌先でペロリと舐めた。<br /><br /><br />「何、してんだっ、もう俺、寝るっ」<br />「もうそんなに端っこで寝るの？」<br />　郁はまた布団を頭までかぶりつつ、芋虫のように胴体をくねらせて壁にぴったりとひっついた。<br /><br /><br />「その布団、シングルなんだよ。まだ郁と一緒に眠る用の大きな布団を買ってないんだ。郁が布団を独占したら、俺寒いんだけど？」<br />　二階堂はわざとらしく、はぁとため息をついて、郁のちょうど後ろに寝転んで様子を窺う。<br /><br /><br />「……ごめん」<br />「今日は何もしないよ、さっきは笑ってごめんね。で、郁。もうちょっとこっちに来たら？」<br />「……やだ」<br />　わりと強情だ。<br /><br /><br />「もうそこが、お気に入りの場所なのか？　あの日も俺が起きたら、郁が壁にくっついて寝てた」<br />「俺、端っこが好きなんだ」<br /><br /><br />「ああ、そう。郁、もうわかったよ、俺がそっちに行くから」<br />　二階堂が上体を起こしたら、ベットがきしんで揺れた。<br />　掛け布団を頭からかぶった郁を二階堂は覆いかぶさるように後ろから抱き締めた。<br /><br /><br />「……く、くるしいっ」<br />「いつまでも頭から布団をかぶってるからだ」<br />「……違うっ、貴文さんの腕が強くて動けないっ」<br />　郁が身体をしならせて、二階堂の腕から逃れようとする。<br /><br /><br /><br />「動くなって、だって、この場所がお気に入りなんだよね、郁はさ」<br />　そう意地悪そうに囁いてから、郁の頭に掛った布団をめくって「このまま、寝ようか」と言葉を紡いだ。<br /><br /><br />「やだっ」<br />「どうして？」<br />「貴文さん、布団かけてないし。俺、貴文さんの顔が見えないの、すごくさみしいから」<br />　そう云って郁は二階堂の腕の力が一瞬弱まったすきに、腕の下からするりと抜けて、布団から這い出した。<br /><br /><br />「今日はしないよ、ほんとに。それでもいい？」<br />　郁は背中を向けたまま郁が云う。<br /><br /><br />「いいよ、だからこっち向いてよ、郁」<br />　今度は素直に身体を二階堂のほうに向け、郁は照れるように俯いた。<br />　そうして二人とも身体をよじりながらベットの中央に移動して、小さな布団から身体がはみ出ないように抱き合った。<br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><a href="http://amanekukudoku.blog25.fc2.com/blog-entry-199.html" title="後日談">【後日談】特別な色11へ</a><br /><a href="http://amanekukudoku.blog25.fc2.com/blog-category-6.html" title="本編第一章">本編第一章から読む</a><br /><a href="http://amanekukudoku.blog25.fc2.com/blog-category-5.html" title="目次に戻る">目次に戻る</a> ]]>
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<dc:subject>人形義眼～【後日談】</dc:subject>
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<dc:creator>草薙 周</dc:creator>
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